Google 広告のオフラインコンバージョントラッキングを使うと何ができる?その仕組みと設定方法は?

Google 広告のオフラインコンバージョントラッキングを使うと何ができる?その仕組みと設定方法は?
広告をウェブで行っていたとしても、コンバージョンまでウェブで完結する仕事ばかりではありません。たとえば教室事業で言えば、コンバージョンは入会することです。入会に至るまでの経路として、ウェブを見てきたのかどうかのアンケートをとってはいますが、どのウェブ広告をいつ見て問い合わせをしてきたかまではわかりません。
こうした問題を解決するのがオフラインコンバージョントラッキングという仕組みです。そこでこの記事では、Google広告のオフラインコンバージョントラッキングの仕組みだけでなく、その設定方法についても説明します。
Google広告のオフラインコンバージョントラッキングとは
Google広告のオフラインコンバージョントラッキングを設定する目的は、見込み客が広告をクリックしてからどのような経路で、コンバージョンまで至ったのかを図るためのツールです。
ではなぜこのような経路を知る必要があるのでしょうか。その理由はどのような経路でコンバージョンしたかだけではありません。広告をクリックしてからどのページで離脱したかも重要な情報です。離脱ポイントがわかれば、ウェブサイトの改善も可能です。ウェブサイトの問題を改善するためには、離脱ポイントが非常に重要になるのです。
オフラインコンバージョントラッキングを設定することで、こうした情報が手に入ります。コンバージョントラッキングはGoogle広告を導入している企業であれば、無料で利用できますので、設定しておくべきものです。もしすでに広告運用しているのであれば、設定がされているのかどうかは確認しておいた方がよいでしょう。
Google広告のオフラインコンバージョントラッキングを導入するのに必要なことは?
Google広告のオフラインコンバージョントラッキングは、Google広告を利用している企業であれば無料で利用できます。しかしGoogle広告側だけでなく、サイトにも設定が必要になります。
またGoogle広告の場合、90日以内にオフラインでコンバージョンしなければ計測できません。つまり90日以内にコンバージョンしないような商品の場合、導入してもデータとして役に立たないといえます。
またGoogleが各広告に対して発行したGoogleクリックID(GCLID)の情報を、失わないように、サイト側で引き継いでいく仕組みを作らなければなりません。そのためサイト開発者と連絡をとりながらうまく対処する必要があるでしょう。
Google広告のオフラインコンバージョントラッキングの仕組み
コンバージョントラッキングを埋め込むことで、なぜコンバージョンしたとわかるのでしょうか。まずコンバージョントラッキングタグをウェブページに埋め込みます。こちらのトラッキングタグは、測定したコンバージョンアクションを設定することで、Google広告の管理画面で発行されます。
このコードが設置された広告から流入したユーザーのセッションが認識されることで、コンバージョン数が記録される仕組みです。広告をクリックしたときの端末と違う端末でコンバージョンしても、1人のユーザーと認識できるため、正確な数値が測れるのです。
Google広告のオフラインコンバージョントラッキングの設定方法
Google広告のオフラインコンバージョントラッキング設定方法は以下の手順になります。
1.コンバージョンアクションを作成する
コンバージョンアクションを設定するには、Google広告の管理画面の「ツールと設定」の「コンバージョン」をクリックします。
次に+ボタンをクリックして、トラッキングするコンバージョンの種類を選択します。データをインポートする必要があるので、「インポート」を選択します。
インポートを選択すると、インポートするコンバージョンを選択しなければなりません。ここでは「他のデータソースまたはCRM」、「クリック型のコンバージョンをトラッキング」を選択して続行します。
コンバージョン名は任意のものを設定してください。ここでは「申し込み」というコンバージョンにしています。「コンバージョン率に含める」を「はい」にすると、入札の最適化対象となります。
2.GCLIDの設定
次にGCLIDの設定を行います。すべてのウェブページで各顧客のGCLIDを取得して保存できるように、ウェブページを最適化しなければなりません。システム開発者と相談しながら、設定するようにしましょう。
またオフラインのコンバージョンデータをインポートするためには、自動タグ設定が有効になっている必要があります。自動タグ設定を有効にするためには、Google広告アカウントの「設定」をクリックし、「アカウント設定」内の「自動タグ設定」項目をクリックして有効にします。保存するのを忘れないようにしましょう。
3.データのインポート
データのインポートはAPI連携によるものと、手動によるインポート、Googleスプレッドシートと連携してインポートする方法があります。データのインポートで活用されることが多いのは、Googleスプレッドシートを使った定期インポートです。
Googleスプレッドシートを使うためには、Google広告管理画面からテンプレートを取得する必要があります。その上で入力が必要な項目に情報を記載しなければなりません。Google広告とGoogleスプレッドシートを連携し、定期的に更新する設定をGoogle広告管理画面で行えば、毎回インポートする手間はありません。
しかしオフラインコンバージョンのデータを、テンプレートに書き込むのは手間ですよね。もっと簡単にGoogle広告と連携したい場合、API連携ができるツールを使うほうがよいでしょう。
とくに電話問い合わせデータを見える化したい場合、コールデータバンクがオススメです。コールデータバンクでは自動でGoogle広告やYahoo!広告にCVデータを送信できます。
コールデータバンクを使ったGoogle広告の活用事例(自社運用) – Call Data Bank (omnidatabank.jp)
オフラインもオンラインも一括で管理しよう!
この記事では Google 広告のオフラインコンバージョントラッキングを使って、オフラインとオンラインのコンバージョンを一括で管理する方法について説明してきました。Google広告のオフラインコンバージョントラッキングを使うとできることは以下の通りです。
・オフラインでコンバージョンに至るまでの経路がわかる
・オフラインのコンバージョンデータをもとに、ウェブページの改善ができる
・広告の改善に利用できる
このようなメリットがありますから、オフラインコンバージョントラッキングを使っていない方は、導入について検討してみましょう。オフラインコンバージョンを正確に計測できるコールデータバンクでは、入電に至った電話CVキーワードはもちろん、広告の最適化をするうえで必要なデータを全て計測する事が可能。WEBと電話の両方のデータを活用する事で広告の最適化を実現します。
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